音響実験データー集 2019/06/07 15:51:20 

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低音歌唱による白ばら匂う夕べは-Roland Rubix24による低音ノイズ削減とレコーディング特性

019/06/07 15:51:20 
 

このデーターを使用した詳細な解説ページ:男性バス限界発声と超低音のサウンドスペクトルと波形解析

  

次の図は3Rubix24を入力デバイスに用いた新システムによる低音歌唱の音声記録と分析です。 曲はドイツ民謡”白バラの匂う夕べは”です。 
  Rubix24のプリアンプは低音のノイズが極めて小さいため、歌唱記録においても低音における解像度がよくなることが期待されます。”白ばら匂う夕べは”を原譜(F-Major)よりも6度低いA-Majorで歌ってみました。声量記録(80-100dB)も十分で、低音でのビブラートを含めてかなりきれいに記録されており倍数波関係や前後のマッチングもはっきりわかります。また、マイクから50㎝離れた地点でのしずかな感じですが、声量は結構でており、その割にはあまり大きい声には聞こえないと思います。再生系が十分な性能であればむしろ振動を伴う声に聞こえると思います。 さて、次にこの歌唱での主音A2(111Hz)の歌声の波形(あ)と一オクターブ上のA3における発声波形をならべて比較してみました。
  この曲の最低音階のA2は、日本語訳詞ではどれも母音”う”で、終端の”う”を示し、これと比較した1オクターブ高いA3の音階では母音”え”のひとつ(2回目のA3-図―1A参照)を示しています。  ここで、A3では、大周期の2つ(胸の共鳴)および小周期の13個(喉の共鳴)による量子化を受けていることがわかります。 一方で、A2の”う”では、喉の共鳴の量子化は受けておらず、300Hz付近での低い別の共鳴による量子化をうけていることがわかります。 この違いは、母音がもつ量子化特性にもよりますが、ここでは詳述しません。
   

図-1. Rubix24を用いた低音歌唱の記録と解析

音域: 5-50Hz

MP3ー実声における音階移動での平均律と量子律の関係:C3-C4MP3   HiRes-白ばら匂う夕べは_低音歌唱Flac    白ばら匂う夕べは-低音歌唱サウンドスペクトル動画

 図―1A

 図ー2B

Rubix24を用いた実声による超低音領域の記録と波形解析

 図―5C

 

 

 図ー1-D

図ー1-E



参考リンク:

  1. 男性ソプラノと男性ホイッスルボイスのサウンドスペクトル上の違い(E6-C#8)

  2. 男声の特質-第1章-男性歌声の発声周波数と倍音構成のサウンドスペクトラム的特徴と西洋音階との関係と整合性について

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